東都大学秋季リーグ戦で、3季ぶりの1部復帰を決めた東洋大が20日、埼玉・川越市内の同大グラウンドで年内の活動を終えた。来年のドラフト候補に挙がる最速154キロ右腕・島田舜也投手(3年=木更津総合)は「投手として成長ができた1年でした」と、胸を張った。
今年は春から先発にまわり、2部リーグで6試合に登板し3勝し防御率は1・34。6月の大学日本代表合宿で制球力の大切さを痛感し、夏はトレーニングに力を入れ、秋は8試合に登板し5勝1敗。防御率0・64で最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率を獲得。結果を残した。
2部といえど、レベルの高い東都大学野球。すでにドラフト上位候補と名前が挙がる。「まだ実感は湧いていないんですが。1位でいくというのはひとつの目標としています」と、キッパリ。目標達成のために、今、自分が何をすべきかをしっかりと見極め、歩みを進める。「1番は球速を求めたい。でも球速だけじゃダメ。球の質と球速。どちらも追い求めていきたい」。年末年始も、休みなく練習を続ける。
来春は3季ぶりの1部のマウンドが待っている。「チームのエースとして責任を感じる。チームを勝たせないとエースの仕事じゃない。そこはしっかりやっていきたい」。そして、最後に「目標は大学野球で160キロは投げたい」と、付け加えた。伝統ある東洋大のエースとして。そしてドラフトイヤー。覚悟の1年に気を引き締めた。