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渡辺恒雄氏の最後の挨拶はオーナー代読「体調が整わず、残念ですが欠席します」リーグVの直後


読売新聞グループの渡辺恒雄氏が肺炎のため東京都内で死去しました。享年96歳。最後に公の場で姿を見せたのは2023年3月の燦燦会で、多くの巨人ファンと共に健闘を誓いました。「体調が整わず」として、後に行われた巨人のセ・リーグ優勝祝賀会は欠席しましたが、コメントを通じて阿部監督や選手たちへの祝福と、日本一復帰への期待を述べています。氏の死去により、巨人軍および読売新聞グループにとっての大きな損失が発生しました。

燦燦会であいさつをする読売新聞グループ本社渡辺恒雄代表取締役主筆(2023年3月撮影)

読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日午前2時、肺炎のため東京都内の病院で死去した。

今季巨人は4年ぶりにセ・リーグを制したが、10月11日に行われた優勝祝賀会は欠席。山口寿一オーナーがコメントを代読した。

「阿部監督、選手のみなさん、セ・リーグ優勝おめでとうございます。今日は会場の皆さんと一緒に喜び合いたかったが、体調が整わず、残念ですが欠席します。巨人軍日本一の祝賀会で皆さまにお会いできますよう、監督選手諸君、もうひとがんばりよろしくお願いします。ご来場のみなさま本日はお越しくださりありがとうございました。日本一奪回に向け、声援をお願いします。渡辺恒雄」

開幕前の3月21日には都内のホテルで行われた燦燦会に車椅子で参加し、あいさつを行った。

「読売新聞の渡辺恒雄でございます。足を痛めておりまして、どうもヨタヨタしておりまして、本当に申し訳ございません。今日、年度末のお忙しいときに巨人軍の応援団、燦燦会のメンバーのみなさま、お元気にお集まりいただきましてありがとうございます。選手の諸君も、本当にありがとうございます。この年度末のお忙しいときにこんなたくさんお集まりいただきまして、これまたありがとうございます。読売新聞としても、巨人軍のファンとしても厚く御礼を申し上げます。この2、3年どうも巨人軍、調子が悪くて成績の方も、残念だったけど、今年こそは頑張って優勝し、日本一に向けて頑張っていただきたいと、選手諸君みんなよろしくお願いします。この2、3年ちょっと悪かったけれども、応援団の財界の皆さま方、今年こそ諦めずに、一緒に応援していただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました」

巨人の行事で公の場に姿を見せたのは3月の燦燦会が最後になった。

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