ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた甲斐拓也捕手(32)が巨人への移籍を決断したことが17日、分かった。代理人を務める酒井辰馬弁護士がみずほペイペイドームを訪れ、報道陣に「移籍の意思を固めた旨をお伝えしにきました」と明かし、「ホークスからもすごくいいご提示をいただいていて、ほんとうにギリギリまで悩んでいたんですけど。新たな挑戦をしてみたいという気持ちが1つあるのと、阿部監督からもすごく熱いお言葉をいただいたのが本人に響いたんじゃないでしょうか」と決断の経緯を語った。
宣言残留を認めていたソフトバンクからは4年総額10億円プラス出来高払い、巨人からは4年15億円規模の大型契約を提示されていた。さらに巨人からは阿部監督が現役時代につけていた背番号「10」を提示されたことについて、酒井弁護士は「そういう話はいただいています」と認めた。
甲斐は1カ月以上の熟考を重ね、新天地でのプレーを決断した。