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【日本ハム】河野竜生、率直な思い「一生忘れない」異様な雰囲気CSマウンド「複雑な気持ちだった」


日本ハムの河野竜生投手が、エスコンフィールドにて行われたトークショーで、10月14日のロッテとの試合での体験を振り返りました。河野投手は、この試合で中継ぎとして登板した際、ロッテファンのブーイングと日本ハムファンの拍手が入り交じる中でプレーしました。その場面について、彼は「人生であんなにブーイングと歓声を同時に受けたことはなかった。複雑な気持ちで投げたくなかったが、ファンの声援が力になった」と語りました。試合は無失点で切り抜け、河野は勝利投手となり、この経験を「一生忘れない」と感謝の意を示しました。

エスコンフィールドでトークショーを行った日本ハム河野(左)と田中正(撮影・木下大輔)

日本ハム河野竜生投手(26)が15日、エスコンフィールドで行われた「FAVファンミーティング」に田中正義投手(30)、斎藤友貴哉投手(29)とともに出演し、ファンからの質問に答えた。

質問は「CSで河野投手が投げた時にブーイングと拍手がすごかったと思うが、その時の気持ちは?」。

質問されたシーンはロッテと戦った10月14日CSファーストステージ第3戦の7回。1死無走者の場面で河野は中継ぎ登板。藤原に安打を浴びて1死一塁となった時に、一塁へけん制するたびにロッテファンからブーイングが起き、それを打ち消すように日本ハムファンからは拍手が起きた。

当時の率直な思いを河野が赤裸々に明かした。

「人生であれだけブーイングされたことも、歓声を受けたこともなかったので、なんか複雑な気持ちで。1回、プレートを外そうとしたんですけど、外したらまたブーイングが来るじゃないですか。その時は、なるべく打者に集中しようと思っていました。基本的に僕は投げる時に応援とか聞こえてこないので集中できるんですけど、あの時だけは集中できなかったですね。すごい(ブーイングと拍手が)入り交じっていたので、複雑な気持ちではいました。で、投げたくないなって思っていました」

異様な雰囲気の中での登板となったが、ピンチを広げることなく無失点で投げ終えた。その後、チームが勝ち越して河野は勝利投手にもなった。忘れがたい登板となった。

「あれは忘れないですね。1ストライクを取っただけで(日本ハムファンから)あれだけの歓声だったのも一生忘れないかなと思いますね」

大声援が力になったことを感謝していた。

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