ヤクルトの22年ドラフト1位吉村貢司郎投手(26)が13日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季推定年俸2100万円から倍増以上の5000万円でサインした。
2年目の今季は23試合登板で9勝8敗、防御率は3・19だった。9、10月は5試合に先発し、無傷の4勝をマーク。防御率1・04と無双していた。「1年間やるつもりで、ローテーションも投げるというつもりでやってきて、そこがまあできたっていうのは自分の中でもまあよかった点かなというふうに思いますけど。悔しい時期だったりとか、まあよかった時期とか本当いろいろあるんで、そこら辺はしっかりと反省するところは反省して、来年に向けて頑張っていきたい」と話した。
今季途中には左足を振り子のように上げる、投球フォームを封印。「僕自身は常にいいものというのを考えてるんで。成長するためにどうやるかっていうのを考えてやってるんで、そこがどうなるかわかんないけど」。最近では“プールトレ”も始めた。理由は「楽しいからです」と言ったが、これも進化を目指してのこと。「歩いたりだったりとか、動かしながら。いろいろやってみて、何がハマるかわからない」。週2回ほど、クロール、平泳ぎ、時にはバタフライで水中生活にいそしむ。
来季に向けて、色紙には「探究心」と目標を記した。「優勝するために、日本一になるためにどうやっていくかを考えてやっていくのが大事かなと思うので。トライアンドエラーだと思うんですけど。いろいろ深掘りしながら。数字としても2桁勝利とか15勝以上とか、どうすればなれるのかを考えてやっていきたい」とうなずいた。「勝率もそうですけど、あとは防御率とか。奪三振率だったりとか。そういうのも。ぜいたくですね。頑張りたい」と圧倒的な数字を残す。(金額は推定)