未成年女性に対する性加害などで起訴されているレイズのワンダー・フランコ内野手(23)の公判が、12日(日本時間13日)から来年6月2日(同3日)に延期されたとAP通信などが報じた。母国ドミニカ共和国のプエルト・プラタの裁判所に出廷予定だった31人の証人のうち3人しか現れず、検察が延期を要求したという。これに対し、フランコの弁護人は、フランコが2月中旬からスプリングトレーニングに参加しなければいけないため、公判の延期を再考するよう訴えた。
フランコは昨年8月に当時14歳の女性と不適切な関係を持った疑いが浮上し、未成年女性に対する性加害などで起訴。21年に11年総額1億8200万ドル(約273億円)の大型契約を結び、23年にはオールスターに選出されたが、その直後に問題が発覚した。MLBから休職措置が取られ、現在は制限リストに入っている。公判のために裁判所に現れたフランコは、MLBでのキャリアをすでに終えたのかとの問いに「まだ終わってない」とコメントした。