鹿島アントラーズは12日、今季まで川崎フロンターレを率いた鬼木達監督(50)が来季から監督に就任することを発表した。複数クラブが招聘(しょうへい)に動いていた中、鹿島の監督就任が決まった。
鬼木監督は市船橋高校から93年に鹿島でプロ生活をスタートさせた。その後、川崎Fへ移籍し、引退後は川崎Fで指導者の道を歩み始めた。17年に監督に就任すると、最終節で首位鹿島を大逆転でリーグ初制覇。川崎Fでは7年でリーグ優勝4回(連覇2回)、天皇杯2回、ルヴァン杯1回の計7個のタイトルを獲得した。
鹿島は16年度の天皇杯を最後に国内タイトルから遠ざかる。「リフォームではなく建て替え」を目指していたが、5年間で6人の監督が入れ替わった。来季から、川崎Fを常勝軍団に導いた鬼木新監督の下、腰を据えて再建に挑む。