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【J1昇格PO】岡山が悲願の初昇格!チケット完売の大歓声の中で末吉と本山の得点で仙台を撃破


ファジアーノ岡山がJ1昇格プレーオフ決勝でベガルタ仙台を2-0で下し、初のJ1昇格を果たしました。スタジアムは満員の観客で溢れ、ホームの熱狂的な雰囲気が漂う中、前半20分にMF末吉が芸術的なループシュートで先制。その後も岡山は堅守で仙台の攻撃を耐え忍び、後半16分にはFWルカオの起点となるプレーからMF本山が追加点を決めました。この勝利により、クラブの長年の夢であるJ1昇格を達成。木山隆之監督は「クラブの夢を実現し、岡山県民とサポーターの思いを一つに」と述べました。ファジアーノ岡山は川崎製鉄水島製作所サッカー部OBを中心に2003年に結成され、16年間のJ2を経て初のJ1進出を果たしました。

岡山対仙台 後半、本山がゴールを決め喜ぶ岡山サポーター(撮影・前田充)

<J1昇格プレーオフ:岡山2-0仙台>◇7日◇決勝◇Cスタ

ファジアーノ岡山がJ1昇格プレーオフ(PO)でベガルタ仙台を下し、悲願のJ1初昇格を決めた。

チケット完売で圧倒的ホームの雰囲気で試合を迎えた岡山は前半20分、ゴール前で体を張ってボールをつなぐと、最後は左45度からMF末吉塁(28)が右足で芸術的なループを放ち、ゴール右隅に決めた。

好守にアグレッシブな戦いを展開した岡山は、カウンターから仙台にチャンスを作られる場面もあったが、全員が体を張ってゴールを死守。後半16分には追加点を決めて勝利を決定付けた。投入されたばかりのFWルカオ(29)がスローインのボールを収めてパワフルに突破すると、DFを引き寄せて右サイドにラストパス。これに走り込んだMF本山遥(25)が思い切りよく右足を振り抜いたシュートが仙台DFに当たり、ゴールに吸い込まれた。

残り時間も守りきった岡山が、2-0のまま勝利。木山隆之監督(52)が「クラブの悲願だし、岡山県民、我々をサポートしてくれる全ての方の思いが詰まったJ1への切符。クラブの歴史をさらに1歩進められるように、全力でやりきる試合にしたい」と話していた通りの戦いぶりで、大一番を制した。

岡山は川崎製鉄水島製作所のサッカー部OBが75年に結成したRFK(リバーフリーキッカーズ)を中心としたメンバーで03年に誕生。08年に中国リーグからJFLに昇格し、09年から今季までの16シーズンをJ2の舞台で戦ってきた。J1昇格PO参戦3度目で、初の昇格を勝ち取った。

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