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前田健太が37歳で26年WBC日本代表入りを熱望 前回はダルビッシュ36歳が最年長


タイガースの前田健太投手は、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に37歳で出場する意欲を示しました。彼は7日に貝塚市での野球イベントで、前回は怪我で参加できなかったことを悔やみつつ、「選んでもらえる投手になりたい」と語りました。今季の成績は思わしくなく、メジャーでの最少勝利数となりましたが、前田は「新しい野球人生を見つける」と決意を新たにしています。ダルビッシュ有投手の経験を引き合いに出し、実績を積み上げてWBCの日本代表入りを目指す姿勢を強調しました。

ボールをプレゼントし参加者と握手をするタイガースの前田健太(左)(撮影・石井愛子)

タイガース前田健太投手(36)が、次回の26年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に37歳で出場を希望した。7日、貝塚市内でミズノが主催する野球体験イベントに出席。「けがもあって前回はチャンスがなかった。年齢的に難しいと思われているかもしれないが、選んでもらえる投手でありたい。諦めていない」と真っすぐに前を見つめて言い切った。

前田は不屈の闘志を隠さなかった。タイガースに移籍した今季は17試合で3勝7敗、防御率6・09に終わった。メジャー移籍後、最少の勝ち星だった。「個人的にはすごく悔しいシーズンだった。来年はやり返せるように前を向く」。日米通算165勝の実績にあぐらをかくつもりはない。「新しい自分を探さないと。新しい野球人生を見つけないといけない」と話した。

前回23年の第5回WBCは、パドレスのダルビッシュ有投手がチーム最年長の36歳で参加した。ダルビッシュは大谷翔平投手らスターがそろうチームを精神的にまとめ、若手にアドバイスを送るなど、有形無形の好影響を与えた。それが、世界一の奪還につながった。もちろん、前田も実績が伴わなければ、助言役だけでは選ばれないことは承知の上。しっかりとメジャーで復活した姿を見せ、堂々と日本代表入りを目指していく覚悟だ。【斎藤直樹】

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