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【選手会】会沢翼会長「一致団結」訴える 非会員も選手会が得た権利を享受する現実


日本プロ野球選手会は大阪市内で定期大会を開き、広島の会沢翼選手会長が続投を決意。会見で「一致団結」の重要性を強調した。ストライキから20周年を迎える中、組合の役割や選手の権利について話し合いが行われた。特に、選手会が獲得したポスティングやFA権を組合に属さない選手が利用することへの懸念が示された。会沢会長は先輩たちが築いた制度を守り、さらに発展させるために全員が協力する必要性を訴えた。

プロ野球選手会の定期大会を終え、記者会見する選手会会長の広島会沢(撮影・上山淳一)

労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開いた。

改選で続投が決まった会沢翼選手会長(36=広島)が会員の「一致団結」を訴えた。04年に球界再編問題が起き、選手会がストライキに踏み切って20年。

「数多くの選手に集まっていただきまして、もう1度、選手会の存在意義というところと、やはり一致団結、一枚岩になっていくことは必要だということを、改めまして選手の皆さんとも共有意識なんですけど、そういう話をさせてもらいました」

「やっぱりストライキから20年目の節目ということで、もう1回、選手会とはどういうあるべきかというところも含めて、みんなで話し合いをしました」

この日の大会では個人名は出されなかったが、選手会に入っていないのに、ポスティングやFA権といった選手会が勝ち取った仕組みを使って移籍する選手もいる。

権利だけ享受するのは「アンフェアでは」という指摘に、森事務局長はうなずき「そういう話も(会沢)会長はしてました。昔の歴史があるわけなんで、昔の先輩たちが作り上げたものが、もうみんな当たり前に使えるんでっていうところ。それを自分たちは今、後輩に同じようなことをしていかなければいけない。だから一枚岩でやって、勝ち取っていかなきゃいけないっていうところの話を、会長はしてました」と補足した。

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