楽天村林一輝内野手(27)が3日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3100万円増の年俸5800万円で更改した。藤平の2550万円増を上回り、現時点で昇給額はチームトップとなった。
プロ入りからの9シーズンは背番号66を背負ってきたが、かねて希望していた「6」への変更も決定。「6番といえば村林というくらい印象づけてファンの皆さんに愛されるというか、より応援してもらえる選手になりたいと思います」と力を込めた。
今季は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の139試合に出場。打率2割4分1厘、6本塁打、50打点と活躍した。「収穫はまず1年間、試合に出られたところと、来年に向けてどうすれば自分がもっと良くなるか、チームが勝てるかより明確になったところが収穫ですね」。今秋は侍ジャパンにも初選出され、プレミア12にも出場。11月23日の台湾戦では代表初アーチとなる先頭打者弾を放ち勝利に貢献した。
来季はドラフト1位の明大・宗山塁内野手(21)と遊撃のポジションを争う。「宗山くん、騒がれすぎてて絶対聞かれるやろうなって思ってたので」と報道陣を笑わせた上で「同じチームに入ってきたのは何かの縁だと思いますし、僕も学べるところはあると思うので、自分のレベルアップに生かそうかなと思います」と話した。
また、2歳年上の一般女性と約4年の交際の末、7月に結婚したことも公表した。「いてくれると、より野球に集中できると言いますか、リラックスできるときはリラックスできますし、サポートのおかげでまた来年も頑張ろうと。やることは変わらないけど、奥さんのためにもありますけど、東北のファンの皆さんを喜ばせたいと強く思っています」。ちなみに好きな手料理は「ハンバーグかな」と笑顔で明かした。(金額は推定)