絶対に負けられない身内バトルがぼっ発だ! 阪神村上頌樹投手(26)と森下翔太外野手(24)が1日、都内で公式ファンクラブ会員限定イベント「クリスマスプレミアムパーティー2024」に出演し、互いに来季のノルマを課し合った。村上は森下に登板試合での「援護弾7本」を注文。負けじと森下も「13勝以上」を要望した。失敗すれば高級品プレゼントの罰ゲームプランもあり、来季は投打の仲良しコンビの成績にも大注目だ。
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「お前が打てば負けへんねん。打てば勝てんねん!」。村上の一言で“ノルマ合戦”のゴングが鳴った。
村上 7本ぐらい打ってもらえれば。だったら7勝できるってことですもんね。あとは自力で頑張ります。
森下 分かった、頑張ります。(村上さんには)チームで最多勝ですよね。才木さんが13勝で今年頑張ったから、ちょっと負担かけすぎたんじゃないかと。気遣ってます(笑い)。
まず先輩右腕は、2歳下の後輩に自身の登板試合で援護する「7本塁打」をノルマに掲げた。負けじと森下も「13勝以上」でチーム勝ち頭になることを注文。もし失敗すれば、達成者に豪華プレゼントを贈る罰ゲームプランも飛び出した。
村上 車買ってもらいます。
森下 時計ほしいなー、頌樹さん。
村上 俺、お金ないよ(笑い)。
村上がジョーク交じりにぶちかますと、森下もすかさずおねだり。都内でのクリスマスイベント前、まるで兄弟のような掛け合いが続いた。
ともに投打の中心として奮闘。森下は入団後の2年間で村上の先発試合で6本塁打を放っており、村上はは5戦4勝0敗で負けなし。だが昨季の4本に対し、今季は2本に減った。
村上 今年全然打ってへんやん。だから負けが多くなった。
森下 (2年間で)めちゃくちゃ貢献してるじゃないですか!
村上 だからお前が打ってたらもっと勝てたってこと。今年2本はめっちゃ減ってるやん。
村上はこの2年間の先発試合で15敗(17勝)。10敗のうち、5試合で森下が無安打に終わっている。
村上 ほら、お前のせいやん。
森下 逆で考えて! 勝ってる時はほぼ俺のおかげね! 負けてる時は頌樹さんのせい!
村上 打ってもらわんと勝ちつかへんからさ。
森下 まじで俺、頌樹さんの年俸に貢献してるわ。1000万くらいちょうだい(笑い)。
お互いにハッパをかけられるのも、互いの実力を認め合うからこそ。切磋琢磨(せっさたくま)でキャリアハイを目指す。ちなみに2人ともノルマを達成すればノーサイド。その時は藤川阪神が優勝に大きく近づいているに違いない。【山崎健太】