ヤクルトは28日、都内で球団納会を開いた。成田オーナー、林田社長、高津監督、村上、山田、奥川らが、約650人の出席者と歓談した。チームは2年連続Bクラスに低迷。来季続投が決まり、就任6年目を迎える高津監督は壇上で覇権奪回を宣言。「どういう状況であれ、どんなチーム状況であれ、やっぱり優勝すること、勝つことを目標にしない人はいないと思うので、そこはもう、決意表明じゃないですけれども、宣言させてもらいました」と力強く言った。
球団は来季に向けて補強に動いている。獲得を目指すソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)とは26日に初交渉を済ませ、楽天から国内FA権を行使した茂木栄五郎内野手(30)との交渉も近日中に控えている。同監督は「編成のことなので僕がどうこう言うあれではないですけれども、自前の選手をうまくしていく、強くしていくっていうのは必要なことかもしれないですけども、他から補強してまたチームを強くしていくっていうのもチームのあり方であっていいと思っているので、誰がどうとかっていうのはないですけども、チームを強くするための努力をみんながしていったらいいんじゃないかなと思います」と話した。
また今年限りで楽天を退団し、他球団での現役続行を目指す田中将大投手(36)について、同監督は「ちょっと今はどうこう言うと何かいろんなことをあれされるので、特にコメントをすることは控えておこうかなと思います」と深くは言及しなかった。