広島上本崇司内野手(34)が27日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、400万円減の3700万円で更改した。
今季は2年ぶりに開幕スタメンを果たすなど上々の滑り出しも、5月1日阪神戦で左太もも裏を痛め、翌2日に出場登録を抹消された。それまでは打率2割8分9厘を維持していたが、再昇格後は下降。出場試合数だけでなく、打撃3部門すべてで成績を落とした。「数字にすべて表れている。少ない試合数でもちゃんと仕事しないと意味がない」。不本意なシーズンに唇をかんだ。
来季は入団13年目。若手の挑戦を受ける立場となった。「この秋も若い選手が結構きつい練習をやっている。僕ら中堅、ベテランがいい意味でも、悪い意味でも壁になれるように」。球団からも「まだ老け込む歳ではない」と言葉をもらった。代打や守備固めだけでなく、主力選手のバックアップを務めるスーパーサブとして来季もチームを支えていく。