巨人が来季開幕前の3月に今季ワールドシリーズを制覇した米大リーグのドジャースとプレシーズンマッチを行う。27日、MLB東京シリーズ広報事務局がカブス、阪神を含む4試合の対戦カードを発表。3月15日に大谷翔平投手（30）山本由伸投手（26）擁するドジャースと、16日は今永昇太投手（31）鈴木誠也投手（30）擁するカブスと対戦する。いずれも東京ドームで午後7時試合開始。阪神は15日にカブス、16日にドジャースとともに正午から対戦する。
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開幕2週間前に“夢のビッグマッチ”が用意された。今季4年ぶりにリーグ制覇を果たした巨人が、あの大谷、ベッツ、フリーマンらスーパースターが勢そろいするドジャースと本拠地で対戦する。阿部監督は「対戦する両チームともに本当に素晴らしいチームで、このような貴重な機会をいただけることをありがたく思います。メジャー野球のすごさに対して、日本野球のしぶとさや底力を見せ、いい試合ができればと思います」と心待ちした。
3月28日の開幕ヤクルト戦までの最終調整期間に差しかかる。一方で3日後に東京ドームでの開幕戦に臨むドジャース、カブスはさらに仕上がった状態になる。本番さながらの真剣勝負が実現する。岡本和は「子どものころからずっと見てきた伝統のある2チームですし、すごい選手たちとプレーできることがとても楽しみです」と高ぶらせた。
1球、1プレーのすべてが貴重な経験となり肥やしになる。2年連続の開幕投手に指名されれば、ドジャース戦での先発が有力となる戸郷は「今年、世界一になったチーム・伝統あるチームの2球団と試合ができる事を光栄に思いますし、素直に楽しみです。日本人選手がいる球団ですし、いろいろな事を聞けたらなと思います。そこで投げられれば、思い切り勝負を楽しみたいと思います」と話した。
阿部監督は今オフのトークショーで大谷についてファンから問われ、素直な心境を語った。「漫画の世界ですよね。僕とかが論じてはいけないなと思う。冗談で1週間でいいからジャイアンツに貸してくれないかなと。異次元ですよね」と脱帽。その大谷と急接近する絶好機が訪れた。
