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【広島】栗林良吏は4500万増の1・6億円「ファンの皆さんと一体」球団にサードユニ要望


広島カープの栗林良吏投手は、2023年シーズン終了後、4500万円アップの推定年俸1億6000万円で契約を更改しました。契約交渉の中で、他球団でも採用されているサードユニホームの導入を要望し、ファンと選手が一体感を持って楽しめるようにしたいとコメントしました。今季は自己最多の60試合に登板し、38セーブを記録しましたが、6敗を喫し、特に9月の巨人戦での逆転負けには責任を強く感じていると述べています。また、広島県全体を巻き込む盛り上げを提案し、セ・リーグで最も多く投げる投手になることを目指しています。現在は右ひじの手術からのリハビリを行っており、来シーズンへの備えを進めています。

広島・栗林良吏(2024年10月1日撮影)

広島栗林良吏投手(28)が27日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、4500万円増の1600万円で更改した。

球団との交渉では、他球団が導入しているサードユニホームの製作と実施を要望した。「自分も着て楽しいですし、ファンのみなさんにも喜んでもらえるのかなと思う。うらやましいという気持ちが一番。(着用していた)相手チームが楽しそうに見えるというか、ファンのみなさんと一体となっていると感じる。ファンのみなさんと着て、勝てたらいいのかなと思う」。広島では21年に1試合限定で着用した「バリバリバリユニホーム」など限定ユニホームは同年以前も行われていたが、サードユニホームの導入はまだない。また、栗林は球球場内だけでなく、広島県内のプロスポーツとのコラボなど県全体、中国地方を巻き込んだ盛り上げを求めた。

今季は自己最多60試合に登板し、0勝6敗、12ホールド、防御率1・96。自己最多38セーブを挙げた。チーム最多の登板数に「今年、目標にしていた。来シーズンもこれを継続できたら」と達成感を感じながらも「他チームではもっと投げている投手がいるので、今度はセ・リーグで一番投げられるように頑張りたい」と新たな目標を掲げた。

キャリアハイのセーブ数を記録した一方で、敗戦数には納得していない。特に9月11日巨人戦では2点リードの9回に6失点して逆転負けを喫した。「責任を感じている。一生忘れない、嫌な記憶になっている」。チームが失速する悪い流れを断ち切れず、拍車をかける結果となった。「負け数にはこだわって、負けないピッチャーになれるように頑張りたい」。右ひじクリーニング手術からリハビリ中だが、来季はケアを徹底して鉄腕守護神を目指す。【前原淳】(金額は推定)

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