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【川崎F】同点弾の小林悠「もう難しく考えるのやめよう」代役出場で期待に応える活躍


川崎フロンターレは、浦和レッズとの試合で1-1の引き分けに終わった。この試合は、8月24日に雷雨のため前半終了時点で中断された試合の後半部分の再試合だった。後半開始直後、FW小林悠(37)がセットプレーからヘディングでゴールを決め、チームに貴重な同点弾をもたらした。負傷離脱中のMF脇坂泰斗に代わって出場した小林は、シンプルな思考で試合に臨み、チームに勢いを与えるために前線から積極的にプレッシャーをかけた。約3カ月ぶりの試合再開に向けて、チームはパワープレーの練習も行い、入場セレモニーや写真撮影など異例の再開となったが、小林は45分間を楽しみ、全力を尽くしたことに充実感を示した。

川崎F小林悠(2024年撮影撮影)

<明治安田J1:浦和1-1川崎F>◇第28節◇22日◇埼スタ

川崎フロンターレが浦和レッズとの「45分マッチ」に1-1で引き分けた。

8月24日に、雷雨によって0-1の前半45分で中断した試合の後半だけが行われ、開始10分にセットプレーの流れからFW小林悠(37)が頭で合わせてゴールネットを揺らした。「ちょっと難しいボールでしたけど、うまく当てられたかなと思います」と満足げに振り返った。

原則は当時のスタメンが出場するが、負傷離脱中のMF脇坂泰斗(29)に代わって出番が回ってきた。「もう難しく考えるのやめようと思った。もうとにかく負けてる状況でしたし、まずゴールが必要なことと、あとはもうシンプルにスタートに出たいという気持ちがあるので、もうそのためにアピールするという、それだけを考えてやりました」とシンプルな思考で試合の臨んだ。

この試合に向けて、チームはパワープレーの練習にも取り組むなど、あらゆる準備を進めた。自身も時間配分を考えずに前からガンガンプレッシャーをかけてチームに勢いを与えた。「気持ちを見せることが自分の良さ。少しでもチームに伝わればなと、みんなで戦う気持ちを出せればなとやりました」。

仕切り直しの入場セレモニーや写真撮影など、約3カ月に及ぶ異例の試合となった。小林は後半だけの出場で全てを出し切った。「45分楽しくできました」と充実感を漂わせた。【佐藤成】

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