<ワールドカップ(W杯)アジア最終予選:クウェート1-3韓国>◇14日◇B組◇第5戦◇クウェート
2026年FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選のB組第5戦で、首位の韓国がアウェーでクウェートを3-1で退け、4勝1分けで勝ち点を13に伸ばした。前半10分にJ1FC町田ゼルビアのFWオ・セフンが先制し、同19分に9月の2試合を負傷で欠場したエースのMFソン・フンミン(トットナム)がPKで同国歴代2位タイの通算50点目を挙げた。クウェートは3分け2敗で5戦勝ちなしとなった。
韓国が幸先よく先制した。前半10分、バイエルン・ミュンヘンの主力として存在感を高めるDFキム・ミンジェが、敵陣に持ち上がって右に展開。フリーでパスを受けたフェイエノールトのMFファン・インボムの鋭いクロスを、オ・セフンが高い打点のヘッドでたたき込んだ。直近のリーグ戦でゴールを決めた2人の連係で先手を奪った。
同19分には主将のソン・フンミンが自らの中央突破で獲得したPKを冷静に仕留めて加点。国際Aマッチ通算130試合目の出場で50得点に到達した。韓国代表ではJ1のセレッソ大阪や柏レイソルで活躍したFWファン・ソンホン(黄善洪)に並び歴代2位タイに浮上。最多はチャ・ボムグン(車範根)の58得点となっている。
後半15分にカウンターを食らって1点差に迫られ、負傷明けのソン・フンミンは同19分に交代した。その後はMFイ・ガンイン(パリ・サンジェリマン)らがゴールに迫り、同29分にはファン・インボムのスルーパスに抜け出した21歳のMFペ・ジュノ(ストーク)がゴールを決めて再びリードを広げた。
ホン・ミョンボ(洪明甫)監督率いるチームは4連勝で首位をキープ。次戦は19日にパレスチナと中立地のヨルダンで対戦する。