侍ジャパンは14日、「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の1次ラウンド第2戦の15日韓国戦以降を戦う台湾に、中部国際空港から空路で入った。初侍の辰己涼介外野手(27)は、自由な言動で盛り上げ役を担っている。宮崎合宿で突然のメジャー挑戦表明。23年WBCで行われたペッパーミルのパフォーマンスを、オリジナルのコショウひきと主張。ふりいスタイルとは決別のフリースタイルプレーヤー。そんな人となりをラップ調で勝手に表現してみました。【取材・構成=栗田尚樹】
◇ ◇ ◇
子、丑、寅、卯、辰、巳。侍の3番にねずみ年の辰己。2024は辰(たつ)年の折り紙付き。セリーナも同行する世界一への旅に。
始まったプレミア。初戦はオーストラリア。初侍で見せた犠飛と守備のエリア。勢いはAIの寵児(ちょうじ)エヌビディア。
半導体。侍をつむぐ緩衝材。磨いた刃はまるで抜刀斎。緋村、志々雄、いや、辰己が連覇に斬り込む無問題。
直前の宮崎キャンプ。ひときわ違った侍のチャンプ。カメラマンもなかったシャッターのチャンス。写真撮影で何故か右打席に入るスタンス。「僕の知ってる辰己選手は違う」の声にも構わない辰己のソウルとセンス。
ふりいスタイルとはおさらばの、辰己のフリースタイル。侍ジャパンでいきなりメジャー挑戦発言のタイプ。決起集会でセリーナのYouTubeチャンネルを宣伝するバイブス。球場に蜂が出れば「普段飼ってるケースから出てってもうて…。家で飼ってるハッチが来てしまった」とみんなをスマイル。武器はレーザービーム。救うセンターからのダイブ。
舞台は名古屋から台湾。日本との時差は1時間。気温30度くらいの体感。次は韓国とのタイマン。完全アウェーもぶっ壊すジャイアン。GOだ! 猛しの侍の看板。
侍の中心を担うキャラクター。ここから羽ばたくスーパースター。走攻守に輝くマルチのプレーヤー。夢はもちろん、ミリオンダラー。世界に公開する辰己のプレミアチャプター。