中日川越誠司外野手(31)が17日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、125万円増の1500万円でサインした。
西武から移籍2年目の今季は開幕1軍を逃したが、バットで遅れを取り戻した。8月13日に出場選手登録されると、翌14日ヤクルト戦で代打出場。木沢から適時右前打でアピールに成功した。初スタメン出場の同16日阪神戦(バンテリンドーム)では、同点の6回に移籍後1号の勝ち越しソロをビーズリーから放った。「(1軍に)上がってから、すぐ打てた。波に乗れた。バンテリンドームで本塁打を打てたのは自信になった」。27試合出場で2本塁打、7打点と、数字以上の勝負強さを見せつけた。
独特のパンチパーマをきっちりそろえて増額交渉に臨んだ。オフは西武時代の後輩らを連れて長崎で自主トレを主宰。「自分でお金を払ってやったら、お金がかかってるんで、(きっちり)やるじゃないですか。自分のためになるな」。増額分を自らの投資につぎ込んだ。(金額は推定)