日本サッカー協会(JFA)は7日、千葉市内で26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選インドネシア戦(15日、ジャカルタ)、中国戦(19日、アモイ)に臨む代表メンバーを発表した。
今回対戦するインドネシアはW杯出場に向けて強化を徹底しており、27人中半数以上が帰化選手で更に申請中の選手もいる。会見に臨んだ森保一監督(56)は、そんなインドネシアへの警戒感をあらわにした。
「これまでのインドネシアでない力をつけている。強化の仕方もさまざまな国で強化している。もともと熱狂的なサッカー文化の国。強化の一環として行われているところに、帰化したほとんどの選手はヨーロッパで活躍している選手で、力のある選手がインドネシアの代表としてスタメンのほとんどのポジションを締めていて、これまでとは違うさらに強いチームになっている。我々もヨーロッパで活躍しているが、同じ土俵で戦っているインドネシアの選手もいることは把握している。厳しい戦いになる」と表情を引き締めた。
インドネシアに対しては日本代表の先鋭的な分析班が情報収集し、データも完璧に持っているという。「堅守速攻もできれば、前から激しいプレスもかけて相手のやりたいことをつぶしてゴールに向かうこともできるチーム。これだということは決めつけてはいけない」。
10月のオーストラリア戦では引いて守備を固める相手を崩し切れず、逆にワンチャンスから失点を喫した。今回も相手が守備を固めてくることが想定される。
指揮官は「相手が非常に賢い戦い方をしてくる中、さらに我々が賢く戦って上回っていく。守備を固めてくる相手に、オーストラリア戦よりもチャンスの数を増やしてゴールに向かいたい。チームとして修正、改善、そして成長できるようにトライしたい。守備を固めてきた戦いをする流れになっとしても得点を決められるようにしたい。そしてインドネシア戦からまた無失点をつなげらるようにしたい」と意欲を語った。