阪神は6日、今季限りで監督を退任した岡田彰布前監督(66)が、新たに球団の「オーナー付顧問」に就任したと発表した。
スーツ姿で大阪市の阪神電鉄に訪れ、杉山球団オーナー、粟井球団社長らが同席のもとに契約を交わし、その後取材に応じた。10月中旬のCSファーストステージDeNA戦の数日前から体調を崩していたが「だいぶいい、だいぶいい」と元気な姿をみせた。
新たに就くポジションの役割については「まあ2年(監督)やって、継続してね。ユニホームは脱ぐけど、また違う立場でアドバイスとか、手助けするとかな、そういう感じになると思うよ」と明かした。
早速、高知・安芸での秋季キャンプの現地視察に訪れる予定だという。「そら(藤川監督は)初めてやから、選手の力ていうか、どういう力出せるっていうかな、2年間見てきた中での自分の総合的な判断とかな、選手に対しての。そういうアドバイスもできるし、おいおい、そないして話はしていくいうような形やろな」と話した。
新ポストの契約期間は3年間に決定。粟井球団社長は「最大級の功績をたたえての、新設するオーナー付顧問という職に就いていただいて、基本的には野球全般、タイガースのことについて支援していただく」と説明。球団フロントやスカウト業務などの助言も求めていく予定で「自由に動いていただこうと思っています」と期待を寄せた。
新たなポストに就き、藤川球児監督(44)を中心に全面的にバックアップしていく。