西武から戦力外通告を受けた高木渉外野手(24)が5日、12球団合同トライアウト(14日、ZOZOマリン)に向けて球団施設で調整した。マシン打撃でバットを振り込むなどし、「特に変わったことはない」とコンディション面に問題はない。
福岡・真颯館から17年育成ドラフト1位で西武に入団。長打力を武器に18年オフに支配下契約。22年イースタン・リーグでは15本塁打を放ち本塁打王に輝いたが、1軍定着には結びつかなかった。今季1軍での出場は3試合にとどまり、安打はなかった。プロ7年目で戦力外通告を受けたことについて「自分的には覚悟していた。しょうがない」と言葉を絞り出した。
「体はまだ元気。元気のうちは野球がやりたい」と現役への意欲は強く、先日にはくふうハヤテの入団テストを受けた。「このチームに来てから、ずっとバッティングで勝負したいと思っていた。なかなかライオンズにいて発揮できなかったですが、自分的にもバッティングで勝負したいところがある」。思いの丈を打棒に乗せて14日のトライアウトにぶつける。