巨人西舘勇陽投手(22)が4日、ウインターリーグ参戦のためプエルトリコに出国した。秋季練習ではスライダーの改良に着手。「今までのスライダーはカーブとスピードが違うだけで変化量はかなり近かった。違いを出す新しい軌道を」と横の変化を鋭くした。握り方は独特で、人さし指と中指を開き、ボールの縫い目にかける。模索する中で自然とたどり着いた。カットボールと同じ感覚で投げる。
3月の台湾遠征以来、人生で2度目の海外となる。又木、トレーナー、通訳の4人で12月24日の帰国まで約1カ月半を異国で過ごす。人見知りな性格も「あんまり不安なことはない。楽しみに頑張りたい」と野球に打ち込む。異国での経験を先発ローテ定着を目指す2年目につなげる。