<関東地区大学野球選手権:新潟医療福祉大-中央学院大>◇1回戦◇4日◇横浜スタジアム
第20回関東地区大学野球選手権が開幕し、巨人前監督で東海大OBの原辰徳氏(66)が始球式を務めた。
たくさんの拍手におくられマウンドに上がるとマイクを握り「私の母校、東海大が出場していないのは少々、寂しい限りですが、日本一を目指して全力で戦ってください」と選手たちにエール。その後、右手をブルンブルンと5回、回し、プレーボールの合図とともに大きく振りかぶり「ヨイショ」という大きなかけ声とともに、捕手役を務めた新潟医療福祉大・外山俊捕手(3年=中越)のミットに向かってノーバウンド投球を見せた。
開幕試合に先立ち行われた開会式では、出場15校の選手たちに目をうつした。「こういう時代が我々にもあったな、と。随分、何年も前の話だけどね。希望に満ちてやっていたなぁ。とても有意義。野球の面、野球の友達、そして見識。貴重な4年間でした」と、当時の自分と重ね、懐かしそうに振り返った。
試合前には、巨人ドラフト3位指名の上武大・荒巻悠内野手(4年=祐誠)からあいさつを受け、「いい体、いい面構えをしていますね」と、今後の活躍を期待した。
今大会は、15校が出場。上位2校が明治神宮大会の出場権を獲得する。