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ヤンキース、地元NY出身23歳ボルピが再び灯をともす「ポスト・ジーター」が決勝の逆転満塁弾


ワールドシリーズ第4戦、ヤンキースはドジャースを相手にボルピの逆転満塁ホームランで11-4の勝利を収め、シリーズ1勝3敗としました。初回に先制を許す苦しい展開も、3回の2死満塁でボルピがハドソンのスライダーを強振し、逆転のグランドスラムを達成。スタジアムは歓喜に沸きました。ボルピは8回にも活躍し、安打と二塁打を記録するなど攻守で見事なプレーを見せ、チームはワールドチャンピオンへの望みをつなぎました。23歳のボルピは、球団期待のニューヨーク出身選手であり、偉大なデレク・ジーター氏以来の注目の存在です。

ヤンキース対ドジャース 3回裏ヤンキース2死満塁、満塁本塁打を放ち、ジャッジ(右から2人目)とタッチをするボルピ(右端)を見つめるドジャースナイン(撮影・菅敏)

<ワールドシリーズ:ヤンキース11-4ドジャース>◇第4戦◇29日(日本時間30日)◇ヤンキースタジアム

ヤンキースが地元出身のアンソニー・ボルピ内野手(23)の逆転グランドスラムで、シリーズ1勝3敗とした。

初回にドジャース・フリーマンに先制2ランを浴び、3試合連続で先制を許す重苦しいスタート。2-1の3回に1死満塁の大チャンスを演出したが、6番リゾの遊飛に本拠地のヤンキースファンは大きなため息に包まれた。

2死満塁で打席に入ったボルピは、ハドソンの初球の低めスライダーを強振。107・6マイル(約173キロ)の打球は低いライナー性で左翼席に突き刺さる逆転の満塁弾となり、スタンドのヤンキースファンはお祭り騒ぎとなった。

ボルピは8回の第4打席でも、左前に打球を運ぶと二塁にヘッドスライディングで二塁打。三盗も決めると、内野ゴロの間の好走塁で7点目のホームに滑り込んだ。チームも勝利し、ワールドチャンピオンへ望みをつないだ。

ニューヨーク出身のボルピは、デレク・ジーター氏(50)以来の球団生え抜き遊撃手として期待される。期待値は背番号「11」が証明。ヤンキースは背番号「1」~「10」の背番号全てが永久欠番となっており、「0」をのぞけば事実上「11」が、最も若い背番号になっている。

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