ソフトバンク和田毅投手(43)が5日、現役を引退することを発表した。球団は来季も戦力として契約を更新する意向も、プロ22年目の大ベテラン左腕はユニホームを脱ぐ決断を下した。
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○…和田が引退を発表した同じ日にDeNAのコーチ就任が発表された村田修一は「同世代の中で、最後まで頑張ってくれてね」と、ねぎらいの気持ちを口にした。現役時代は所属するリーグが違ったものの、世代を代表するスラッガーとして06年から08年までの3年間で対戦があり、通算13打数7安打、1本塁打、3打点。23年からの2年間はロッテの1軍打撃コーチを務め、同一リーグ他球団のコーチの立場から、和田の奮闘する姿を見続けてきた。「40歳を越えてからはちょっと大変そうでしたけど、その中でも苦労して、1勝1勝を積み重ねてきたと思う。本当にお疲れさま、よく長く頑張ってくれたと思います」と、世代最後の現役選手として戦い抜いた盟友に温かい言葉を送った。