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【天皇杯】神戸が5大会ぶり決勝進出 宮代大聖と佐々木大樹のゴールで京都に勝利


ヴィッセル神戸が京都サンガF.C.を2-1で下し、天皇杯で5大会ぶりの決勝進出を決めた。神戸は前半18分にFW宮代大聖が先制ゴールを決めたが、京都も同32分に同点に追いついた。後半に 神戸は勝ち越しゴールを決め、1点差を守り切った。神戸の守備陣は終了間際の危機を凌ぎ、初優勝以来の決勝進出に成功。大迫勇也と武藤嘉紀を後半に投入し、攻守のリズムを強化した。京都は攻撃のチャンスが限られ、4強で敗退となった。

神戸対京都 前半、神戸宮代(右)は先制ゴールを決め喜ぶ(撮影・前岡正明)

<天皇杯:神戸2-1京都>◇27日◇準決勝◇ノエスタ

ヴィッセル神戸が京都サンガF.C.を下し、初優勝した99回大会以来、5大会ぶりの決勝進出を果たした。

立ち上がりから右サイドからのクロスを繰り返した神戸は前半18分、FW佐々木大樹(25)が入れたボールをFW宮代大聖(24)がドンピシャヘッドで決めて先制。同32分には、京都FWマルコ・トゥーリオ(26)に抜け出されて同点とされたが、後半に入って再び勝ち越した。

後半10分、佐々木がPKを獲得すると、自らキッカーに名乗り出た。ゴール左を狙ったシュートは京都GKク・ソンユン(30)に止められたものの、佐々木がこぼれ球を流し込んでネットを揺らした。

神戸は後半13分にはベンチスタートだったFW大迫勇也(34)とFW武藤嘉紀(32)を投入して攻守にギアアップ。京都陣内で攻撃を続け、次々にチャンスを作った。同32分に武藤が左から入れたボールを大迫がヘディングで折り返し、最後は宮代が頭で押し込んだゴールはオフサイドで取り消しとなったが、個の力とコンビネーションで京都を翻弄(ほんろう)。守備でも終了間際の危ない場面を体を張ってしのぐなど粘りを見せ、1点差で振り切った。2度目の大会制覇にあと1勝と迫った。

91回大会以来の決勝進出、82回大会以来の大会制覇を狙った京都は、FWラファエル・エリアス(25)ら攻撃陣に良い形でボールが入る回数が少なく、4強で姿を消した。

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