日本選手8人が所属するイングランド2部リーグは26日、各地で第12節が行われ、7人の日本選手が出場した。同日に7人が出場は同リーグ最多。そのうち5人が先発した。
カーディフのDF角田涼太朗(25)はけがで開幕から欠場しているものの、リーズの日本代表MF田中碧(26)ら7人が出場機会を得て奮闘中。さらなるステップアップを目指している。
田中がフル出場したリーズは敵地でMF平河悠(23)が先発したブリストル・シティーと0-0で引き分け。プレミアリーグ自動昇格圏の2位バーンリーに勝ち点で並んでいる。
ブラックバーンのFW大橋祐紀(28)は0-1で敗れたワトフォード戦に後半15分から出場。開幕5戦で4ゴールをマークし、日本代表にも初選出されたが、最近7試合は無得点に終わっている。
けがから復帰したルートンのDF橋岡大樹(25)は、敵地のコベントリー戦で2試合連続フル出場。チームはMF坂元達裕(28)が先発したコベントリーに前半に2ゴールを挙げたが、後半に3失点して2-3で逆転負けした。坂元は1-2の後半途中まで出場した。
クイーンズパーク・レンジャーズのパリ五輪代表MF斉藤光毅(23)は、0-0で引き分けたバーンリー戦に先発し、後半42分までプレー。今夏にストークに加入したMF瀬古樹(26)はシェフィールド・ユナイテッド戦で0-2の後半31分から出場した。試合はそのまま敗れた。
英国の労働許可証を得るには代表戦の出場数など一定の基準を満たす必要があるが、昨年6月から該当しない選手でもイングランド2部では各クラブ最大4人まで獲得が可能となった。
ブライトンのMF三笘薫らがプレミアリーグで日本選手の評価を高めたことも大きいが、外国選手獲得の際の規定が変更されたこともあって、数多くの日本選手がサッカーの母国の2部リーグからさらなる飛躍を狙っている。【石川秀和】