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【高校サッカー】東海大静岡翔洋「超攻撃的」で37年ぶり全国目指す「どこからでも得点」西田堅翔


東海大静岡翔洋イレブンは、全国高校サッカー選手権の県大会決勝トーナメントに挑む。1次トーナメントで合計20得点を挙げ、攻撃的なスタイルで注目を集めている。富士東との初戦では、この強力な攻撃力を武器に勝利を狙う。キャプテンの太田走と監督である父・太田恒治の親子共演も話題となっている。MF西田堅翔は、どこからでも得点できるチームの強みを強調し、37年ぶりに全国大会への出場を目指している。チームは夏の遠征を通じて強豪校との戦いで経験を積み、ゴール前での精度を磨いてきた。目標は他校を圧倒する攻撃力で優勝を勝ち取ること。

37年ぶりの優勝を目指す東海大静岡翔洋イレブン

全国高校サッカー選手権県大会決勝トーナメント(T)が、26日に開幕する。プレミアリーグ所属の静岡学園などシード6校と、1次Tを勝ち抜いた10校の計16校がトーナメント方式で優勝を争う。1次T2試合で20得点を挙げた東海大静岡翔洋は初戦で富士東と対戦。県Aリーグでも1試合平均3得点を奪って優勝を決めた「超攻撃的スタイル」で、東海大一以来、37年ぶりの全国出場を目指す。

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攻め倒して勝つ。古豪復活を目指す東海大静岡翔洋は1次Tで2戦20発。自慢の攻撃力を発揮して決勝T進出を決めた。守備の原則もハイプレスで押し込み、敵陣でのボール奪取を目指す。右サイドハーフとして攻撃を引っ張るMF西田堅翔(3年)は「どこからでも点を取れることがチームの強み」と自信をみなぎらせた。

所属する県Aリーグでも1試合平均3ゴール以上を奪い、2試合を残して今季の優勝を決めた。同リーグでチーム最多9得点を挙げているFW原田十和(とわ、3年)は「相手がどこでも自分たちのサッカーができれば点は取れる」。自陣からボールをつなぎ、複数人が絡みながらゴールに迫る攻撃がチームの武器。太田恒治監督も先手必勝でたたみかける試合運びを理想に掲げる。

今夏はチーム強化を目的に3度の県外遠征を実施。長崎総合科学大付や金光大阪など、全国屈指の強豪校とも互角以上の戦いを演じたという。夏以降の練習ではゴール前での攻防を意識したメニューを反復。原田は「決めきる部分と守りきる部分にこだわってきた成果が今出てきている」とチームの成長に手応えを示した。

目標は87年以来、37年ぶりの全国出場。ただ勝ち上がるのではなく、他校を圧倒する攻撃力を見せて頂点を狙う。西田は「厚みのある攻撃的なスタイルで勝って、必ず優勝したい」と力を込めた。覇権を目指す黄色と黒の「タイガー軍団」が、磨かれた鋭い牙で襲いかかる。【神谷亮磨】

○…頼れる主将は特別な思いでピッチに立つ。太田監督とキャプテンのMF太田走(かける、3年)は実の親子。「父子鷹」で臨む高校生活最後の大会になる。走は同校中等部から高校に進学し、2年時から主力として中盤を支えた。最終学年となった今年は「立候補して」主将に。「父さんとのことが注目されるけど、この仲間で全国に出たい気持ちが強い」と力を込めた。

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