<プロ野球ドラフト会議>◇24日
大商大の渡部聖弥外野手(4年=広陵)が西武から2位指名を受けた。
今秋リーグ戦で連盟タイ記録の119安打を樹立。1年春から離脱なしで打ち立てた。日本ハム万波に匹敵する170キロ台の打球速度で広角に痛烈な当たりを運び、リーグ首位打者は2度。NPB屈指の5ツールプレーヤーを目指し、長打、コンタクト能力、走力、肩や守備に磨きをかける。
甲子園出場は広陵(広島)2年春のセンバツのみ。明大・宗山塁内野手と三遊間を組み、三塁手として2回戦敗退。3年夏はコロナ禍により、県の独自大会で準優勝した。
たくましい腕っ節と横幅の分厚い胸板、鍛え上げた下半身から、ご近所さんの他大学アメフト部員から「ムキムキマン」とも呼ばれている。
同大学からのドラフト1位指名は斉藤明雄(76年=大洋1位)、柳原隆弘(77年=ヤクルト1位)、岡田明丈(15年=広島1位)以来9年ぶり4人目。また、同大学からは昨年の上田大河投手(西武2位)、高太一投手(広島2位)に続き、2年連続の指名となった。