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【DeNA】牧秀悟、菅野撃ち決勝適時打で日本S進出「勝ち切る覚悟」自身考案スローガンで一丸


巨人対DeNA 9回表DeNA2死三塁、勝ち越しの適時打を放ち雄たけびを上げる牧(撮影・江口和貴)

<セ・CSファイナルステージ:巨人2-3DeNA>◇第6戦◇20日◇東京ドーム

DeNAが3位からの劇的な下克上を決めた。「2024 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ最終の第6戦、同点の9回表2死三塁で牧秀悟内野手(26)が、巨人菅野から左前へ決勝の適時打を放った。ファーストステージから破竹の5連勝で勢いに乗り、ファイナルステージ突破へ王手をかけてから2連敗で最終戦までもつれた中、主将の一打で17年以来の日本シリーズ進出を決めた。

   ◇   ◇   ◇

牧がほえた。バットを右手で持って、思わず地面に投げ付けた。同点の9回2死三塁、巨人菅野の外角143キロカットボールに食らいついた。左前に抜けて感情が爆発した。狂喜乱舞はベンチも。全員が両手を掲げて喜びを爆発させた。

主将1年目、不安もあった。2月の宜野湾キャンプ中、前キャプテンの佐野から託された言葉がある。「思ったことは全て行動に移して、口にした方がいい。『言わずにしまっておこうかな』というのは全て口にしていい」。迷ったら即行動のススメ。教え通り、シーズン中に動いた。

5月、主将自ら幹事として、名古屋で選手全員参加の決起集会を主催した。店の予約の電話、席順を決めるくじの作成も請け負った。「野手と投手でいろいろな話もできて、結束は深まったと思います」と大成功だった。シーズン終盤の8月27日には、チーム全体を集めたミーティングを開催。牧が中心となって考案した「勝ち切る覚悟」というスローガンを発表し、ラストスパートへの号令になった。

就任1年目、ルーキー時代の牧を開幕スタメンに抜てきした三浦監督も気持ちは同じだった。ゲームセットの瞬間、コーチ陣と抱き合い、安堵(あんど)の表情を浮かべた。「ずっと厳しい戦いが続いている中、最後の最後までチーム一丸となって戦えたと思います」とうなずいた。

試合前のミーティングでは、ベンチ裏で指揮官自ら号令をかけた。「ケガとかは考えなくて良い。持ってるものを全て出し切って、思い切って戦っていこう」。言葉通り、選手も監督コーチもスタッフも、チーム一丸での日本シリーズ進出。みんなで胸を張って、横浜に帰る。

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