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【日本ハム】水谷瞬「CSにいい勢いをつけられるように」8日、今季最終戦で自身初2ケタ弾狙う


楽天対日本ハム ストレッチする日本ハム水谷(撮影・河田真司)

“ジェッシー弾”で20年ぶりの記録を狙う。日本ハム水谷瞬外野手(23)が、8日のレギュラーシーズン最終戦となる楽天戦(楽天モバイルパーク)で自身初の2ケタ10号を狙う。打てば、チームでは04年以来となる6人目の2ケタ弾となる。現役ドラフトでソフトバンクから加入し、交流戦ではMVPを獲得。愛称の「ジェッシー」ともども、一気にブレークした下克上スラッガーが最終戦の1発でスイッチを入れ直し、CSへ、勢いをつける。

   ◇   ◇   ◇

脅威のパワーとパイナップルのような分かりやすい髪形で一気に人気者となった水谷が、最後にしっかり打って、締めくくる。7日は雨天順延となり、仕切り直しの一戦。チームの順位は確定し、CSに向けた大事な最終戦に向け「個人としての納めというか、そういう意味合いもありつつ、CSにいい勢いをつけられるように。そんな1日にできたらなとは思います」と意気込んだ。

現在、9本塁打で2ケタ弾にリーチをかけているが、自身としてはどうしても忘れられない“1発”がある。6月2日DeNA戦で、放った打球がエスコンフィールドのフェンス最上部の青線より上に当たって跳ね返った。グラウンドルールでは本塁打も、審判の判定は二塁打。「本当だったら10本なんで。10本打ったつもりで数字は9本。明日打ったら打ったでいいんですけど」と自称“11本目”となる10号を見据えた。

ここでしっかりギアを上げておきたい。古巣相手に初本塁打を放った9月28日ソフトバンク戦での9号以降、5試合で長打がなく、打点もゼロ。「あと1打点で40とか、ヒットもあと6本で100本とか、ギリギリのところで終わって、結構もどかしいイメージはある」。そんな、もやもやした思いを1発で振り払い、気持ち良くCSに臨む。

新庄監督はCS確定後、試合中に外野手のポジションを何度も動かし、さまざまな守備隊形をテスト中。水谷は9月30日西武戦で右翼→中堅→左翼、5日楽天戦は左翼→右翼と移りながら守った。「CSを見据えてというのもあると思うんですけど、自分としても幅が広がる」。6年目だがプロデビュー1年目。いい意味で粗削りな部分に、ちょっとずつ精細さを織りまぜた“ジェッ新”が、日本一を引き寄せる。【永野高輔】

◆今季と04年の2ケタ本塁打を放った選手

【24年】

<1>レイエス 25本

<2>万波中正 18本

<3>清宮幸太郎 15本

<4>マルティネス 13本

<5>郡司裕也 12本

【04年】

<1>セギノール 44本

<2>高橋信二 26本

<3>新庄剛志 24本

<4>小笠原道大 18本

<5>エチェバリア 16本

<6>坪井智哉 11本

04年は現在、指揮を執る新庄監督の加入1年目で、阪神時代の00年28本に次ぐ24本放ち、チームは3位。この年に始まったプレーオフに進出した。

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