【新潟】FW小見洋太“けがの功名”アイデア増「違ったスタイルも」５日鹿島戦で連敗ストップへ

鹿島戦前日練習でパスを出す小見（撮影・小林忠）

アルビレックス新潟のFW小見洋太（22）が、オフェンスの着火剤になる。4日、聖籠町で5日鹿島アントラーズ戦（デンカS）に備えて最終調整。9月27日の川崎フロンターレ戦（1●5）で戦列復帰したラインブレーカーは、先発起用に向けて「試合の入りから相手を圧倒できるように、自分がスイッチを入れ、ゴールでチームを勢いづけたい」と、4戦ぶりの白星奪取に意気込んだ。

8月29日の練習中に「以前から違和感があった」という左太ももが悪化し、離脱。約1カ月間のリハビリに励んだが、空いた時間で6、7月に開催された欧州選手権のVTRを見まくった。普段のプレーは感覚に頼る部分があると話すが「ふとした時に、見ていた映像が頭に浮かんで練習で出せたりしている。また少し違ったスタイルも出せるかな」とニヤリ。けがの功名で進化を感じている。

チームは直近3試合で3得点11失点と守備が崩壊し、黒星が3つ並ぶ。状況打破へ、守備では「運動量とボールを奪える特長を還元したい」、攻撃では「組織だけでは崩せない部分もあると思う。状況を考えながら、多少強引にでも仕掛けていきたい」。攻守でフル回転し、連敗ストップを誓った。【小林忠】