＜UEFA（欧州）リーグ：Rソシエダード1－2アンデルレヒト＞◇3日◇1次リーグ第2節◇サン・セバスチャン
日本代表MF久保建英（23）の所属するRソシエダード（スペイン）は、欧州リーグ（EL）1次リーグ第2戦でアンデルレヒト（ベルギー）に1－2で敗れた。久保は後半から出場したが得点には絡めなかった。
チームは9月28日のリーグ戦バレンシア戦からターンオーバーを敢行し、久保はベンチスタートとなった。1点ビハインドの後半開始から投入されると、攻撃を活性化させたが、得点を奪うには至らず、チームは敗戦した。5本のシュートを放つなど気を吐いたが「シュートを外しているというよりも、最後のところで相手にブロックされているという感じがあったので、相手もよく守ったかなと思います」と振り返った。
同4分にいきなりチャンスが訪れる。ペナルティーエリア内でボレーシュートを打つも、うまく合わせられなかった。
時折受けた相手のカウンターをしのいだRソシエダードは終盤に猛攻撃を仕掛け、久保が次々とチャンスを作っていく。しかし同38分のシュートはDFに阻止され、同40分のシュートはGKにセーブされ、公式戦2戦連続弾とはならなかった。
後半、久保の投入などで調子を上げたRソシエダードだったが、最後まで同点にできず、1－2で敗れた。EL・1次リーグ成績は2試合1分け1敗と、まだ一度も勝ち星を挙げられていない。「勝たなきゃいけない試合だったのは間違いないですし。それを落としたっていうのは厳しいですけど、悔やんでいる時間もないので」とし「週末にリーグ戦ありますし、リーグでも今いい位置にいるかといえばそうでもないので。まずはしっかり目の前の1試合1試合に向き合っていきたいなと思います」と次を見据えた。
チームは中2日の6日にホームで行われるスペインリーグ第9節で、強豪アトレチコ・マドリードと対戦する。「向こうもうちもお互いに試合を落とした後なので、負けられないと思いますし。今日と違って多分重苦しい展開になると予想していますけど。その中でどちらが均衡を破れるかというところを個人的に意識していきたいなと思います」と思いを明かした。（高橋智行通信員）
