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槙野智章さん、過去3戦全敗の鬼門・敵地サウジアラビア戦の“ニンジン作戦”警戒


サッカー体験イベントのPRを行った槙野智章さん(左)と小野伸二さん

元日本代表の小野伸二さん(45)と槙野智章さん(37)が1日、東京・豊洲のららぽーとで、サッカー体験イベント「みんなでサッカー楽しもうぜ!」のプロモーションイベントに参加した。

2人は現在、解説者としての活動もしており、ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選サウジアラビア戦(10日、ジッダ)、オーストラリア戦(15日、埼玉)に話が及んだ。

敵地でのサウジアラビア戦は日本にとって鬼門。アウェーは3戦全敗で、槙野さんも17年9月のアジア最終予選での敵地サウジアラビア戦で0-1で敗れた経験をしている。

槙野さんは「暑さもあり、サウジの独特な感じは難しい。アウェーで勝っていないんです」。当時は、サウジアラビアは日本に勝てばW杯ロシア大会出場が決まるという大一番で、サウジアラビアの選手はボーナスもかかっていたという。

サウジアラビアは今回の最終予選では、前節に10人の数的不利の状況で中国に勝ち、勝ち点4でC組2位につける。C組1位の日本との直接対決だけに、「今回の最終予選も、日本に勝ったら報酬とかありそうですよね…」とサウジアラビアの“ニンジン作戦”を警戒した。

小野さんは現役時代、サウジアラビア国内で対戦した経験ははなかったというが「中東のアウェーは難しい」と話す。「バーレーン戦もそうでしたが、簡単ではなかった。前半で点が入っていなかったら分からなかったですし。でも、みんながいつも通りの力を出せば、日本に今、アジアの中で勝てるチームはないんじゃないかなと。しっかりしていると思いますよ」と分析していた。【岩田千代巳】

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