【磐田】鈴木海音が母校訪問「もっと頑張らないといけない」日本代表入りへ決意

花道をハイタッチしながら歩く磐田鈴木（撮影・神谷亮磨）

今夏のパリオリンピック（五輪）に出場したジュビロ磐田DF鈴木海音（21）が日本代表入りへの決意を語った。6日は静岡・はっ松市内の母校、浜松和田東小と天竜中を訪問。小学校では6年生の児童と校庭でボールを蹴り、質問も気さくに答えた。後輩たちの真剣なまなざしにも刺激を受け「もっと頑張らないといけないという気持ちになった」と表情を引き締めた。

五輪はバックアップから繰り上げで本大会のメンバー入りを勝ち取った。あこがれていた夢の舞台に立ったが、「自分としては悔しさだけしか残っていない」。出場したのは1次リーグ突破が決まっていたイスラエル戦の1試合のみ。目標にしていたメダル獲得も果たせず、不完全燃焼に終わった。

ただ、大舞台を経験したことで新たな目標ができた。「A代表に入ってワールドカップや世界で活躍したい」。母校の後輩たちからは寄せ書きや横断幕をプレゼントされ、モチベーションはさらに上がった。当面は今季のJ1残留が目標。「まずはジュビロで結果を残さなければいけない。やることはまだまだたくさんある」と力を込めた。【神谷亮磨】