パリオリンピック(五輪)サッカー女子日本代表なでしこジャパンが、8月3日にパリで行われる米国との準々決勝に向けて、選手村に入らないことが明らかになった。
チームは7月31日にナントでの1次リーグ第3戦を終えて、8月1日にパリへ移動予定だが、大会組織委員会より、パリでの試合時に、サッカーチームは村外のホテルを拠点とするという案内があったという。
今大会の選手村の評判は芳しくない。盗難被害などが相次いでおり、特に食事面で不満がささやかれている。なでしこは、1次リーグ第2戦ブラジル戦がパリ開催だったため、選手村に入ったが、過去に五輪出場経験のある選手が、「正直入りたくなかった」とこぼしたほどだった。セキュリティー上で制限が多く、食事面でもストレスがかかったと明かした。中2日の連戦を戦っているアスリートにとって栄養摂取は死活問題で、パフォーマンスに直結する。
今回、なでしこには、長く男子のA代表を担当した西芳照シェフが帯同している。ナントなどでは西シェフのメニューが提供されていて好評だった。別の選手は選手村の感想を問われて「西さんのご飯が恋しくなった」と話していた。