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【ソフトバンク】有原航平、敵地6連戦先陣 雪辱の快投なるか 昨季大一番で曽谷に投げ負け3位


キャッチボールで笑顔を見せる有原(撮影・林敢治)

独走体制加速へ、タカの勝ち頭が敵地6連戦の先陣を切る。25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発するソフトバンク有原航平投手(31)が、みずほペイペイドームで最終調整。リーグ一番乗りの7勝でチームを今季最多の貯金25に導く意気込みを明かした。敵地でのオリックス戦は通算6勝2敗の好相性だが、相手先発の曽谷は2位をかけた昨季最終戦の大一番で投げ負けた相手。雪辱の快投でさらにチームを勢いづける。

   ◇   ◇   ◇

表情は穏やかでも、有原の言葉には熱がこもっていた。本拠地で最終調整を終えた右腕は「とにかくチームが勝てるように。しっかり自分のリズムで投げていきたい」と必勝を期した。 25日からオリックスと日本ハムを相手に、パの敵地では今季初となる6連戦がスタート。貯金24で首位を独走するが、ホームで圧倒する26勝6敗2分けに比べて、ビジターでは17勝13敗1分けと“苦戦”している。大阪-北海道と続く今回の遠征でも、しっかり勝ち越すべく、先陣を託された火曜日の男も気合十分だ。

データも後押しする。敵地でのオリックス戦は日本ハム時代から通算6勝2敗、防御率2・33の好相性。今年3月29日の開幕戦でも6回2/3を1失点に抑え、小久保監督に初勝利を贈っている。「オリックスとは久しぶり(の対戦)ですし、しっかり低めに投げていくことは続けていきたい」。敵地での猛牛退治を再現し、リーグ一番乗りの7勝目をゲットする。

雪辱の舞台でもある。相手の予告先発はプロ2年目左腕の曽谷。昨季レギュラーシーズン最終143試合目に敵地で投げ合い、5回2/3を2失点で黒星を喫した。チームは勝てば2位が確定する大一番だったが、ルーキーにプロ初勝利を献上。最終的にゲーム差なしで並んだロッテに勝率1毛差で抜かれ、リーグ3位に終わった。その悔しさは忘れていない。「勝って流れをつくれるようにしたい」。8歳下の若手左腕に、2回続けて負けるわけにはいかない。

倉野1軍投手コーチも絶大な信頼を置いている。「長いイニングを計算できるピッチャーがいるのは、かなり心強いんですよ。(状態が)悪くても7回、8回まではいける。それぐらい大崩れはしない」。今季は先発11試合中、クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)が10度と抜群の安定感を誇る。それでも有原は「もっとできたなっていう試合もあった」と満足はしていない。オリックス戦で弾みをつけ、2位の日本ハムが待つエスコンフィールドへ。背番号17の快投で、まずは貯金を今季最多の25に積み上げる。【佐藤究】

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