starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【解析料理】新潟DF稲村隼翔「特別指定」大学生が貴重な戦力 プロA契約の締結条件まで4分!


沖縄キャンプでG大阪との練習試合に出場した東洋大稲村(1月23日撮影)

クラブ史上初めて特別指定選手がJ1リーグ戦で2試合連続フル出場を果たした。アルビレックス新潟のDF稲村隼翔(22)は、1-0で勝った29日の札幌戦でフル出場。前半6分にMF小見に鋭い縦パスを送ってチャンスをつくるなど、左足のキックがJ1レベルにあることを証明した。

東洋大在学中で、来季の新潟加入が内定。今季は日本サッカー協会から、大学に所属したままJリーグの試合に出場できる特別指定選手に認定されている。新潟で特別指定選手のJ1出場は05年のMF田中亜土夢(前橋育英)15年のMF端山豪(慶大)といたが、2試合連続のフル出場は今回の稲村が初めてとなった。

前節26日の広島戦(1-1)でJ1リーグ戦に初めてフル出場した。3日前はミスも散見されたが、この日は鋭い出足で相手ボールを奪い返し、空中戦で強さ発揮。一気に局面を変える左足のロングパスも光った。これで稲村がフル出場した試合はルヴァン杯を含め4試合で3勝1分けと負けなしだ。

チームは負傷者が徐々に復帰しているものの、最終ラインはシーズン途中の主力の移籍もあって選手層に不安を残す。そんな中、22歳の大学生が貴重な戦力に。後半途中からは左サイドバックとしてもプレーし、終始安定していた。

中2日での2試合連続フル出場で、最後は疲労困憊(こんぱい)。試合後はピッチ脇でしばらく立ち上がることができなかったが、松橋監督が手を差し伸べて立ち上がるよう、うながした。公式戦の出場時間は計446分。プロA契約の締結条件である450分到達まであと4分と迫った。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)

◆プロA契約の締結条件 J1は出場時間が450分。特別指定選手が「リーグ戦、リーグカップ戦、スーパーカップ、天皇杯」のリーグ別対象試合にJクラブの選手として出場した場合、プロA契約及びプロB契約締結条件の出場実績としてカウントする。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.