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【阪神】再開リーグ戦で劇的サヨナラ!小幡竜平「頭たたかれすぎて覚えてない」新打法で歓喜導く


阪神対DeNA サヨナラ勝利で喜ぶナインを笑顔で見つめる岡田監督(撮影・加藤哉)

<阪神1-0DeNA>◇21日◇甲子園

阪神がDeNAとの再開リーグ戦を今季3度目のサヨナラ勝ちで飾った。0-0で進んだ9回2死一、二塁から「9番遊撃」の小幡竜平内野手(23)がプロ2度目の劇的安打。サヨナラ勝ちは交流戦ラストの18日日本ハム戦から2試合連続でチームは3連勝、岡田彰布監督(66)はNPB20人目の指揮官700勝に王手をかけた。この日敗れた首位広島に1・5ゲーム差に再接近。球団初の“アレンパ”へ、さあ6月反攻だ。

   ◇   ◇   ◇

一斉に飛び出したナインの中心で、小幡は笑顔を爆発させた。プロ2度目のサヨナラ打。一塁上でもみくちゃになりながら、歓喜のウオーターシャワーを全身に浴びた。待望の一打に、ナインの喜びも爆発した。

「頭をたたかれすぎて覚えていないです」

0-0で進んだ9回2死一、二塁。右腕ウィックとの今季初対戦だった。カウント1-2から150キロの速球を捉え、低いライナーでの右前打。昨年6月3日のロッテ戦以来、自身2度目の劇的打だ。

「植田さんの足じゃないとセーフになれなかった。『ありがとうございます』と言いました」

代走出場していた二走植田が一気に三塁を蹴った。際どいタイミングだったが、相手捕手山本がボールをはじいて生還。NPB20人目の監督通算700勝に王手をかけた岡田監督は、当然のプレーと振り返った。

「そらかえるやろ、あの場面で。あんなん止めたらもう辞めるよ、俺はもう。そんなん当たり前やんか」

同じくサヨナラ勝ちした前試合の18日の日本ハム戦は走塁ミスを連発。指揮官は「1つでも前の塁とか、それが仕事なわけやから」と苦言を呈していた。19日の全体練習はシート打撃で走塁練習に注力。チーム全体で次の塁への意識を再確認し、勝利で結実させた。

15日のソフトバンク戦で木浪が背中に死球を受け、左肩の甲骨骨折で離脱。遊撃の代役小幡は、3試合連続のスタメン起用に最高の形で応えた。課題の打力アップへ、今季から打撃フォームをマイナーチェンジ。ワンステップして上げていた左足を、止まったところから上げるフォームに変えた。ステップする分、早める必要があったタイミングの取り方を改善した。

「去年に比べたら、全然練習から振っている感覚とか打感が違う感じはあるので。そこでは手応えを感じられています」

9回は助っ人右腕の150キロに振り負けず、引っ張り込んだ。新打法で歓喜に導いた。

「1つ勝てたのはすごく大きいですし、サヨナラという面でも勢いに乗っていけると思う。また明日からも頑張りたい」。

交流戦からの連勝を3に伸ばし、敗れた首位広島に1・5差に再接近。一丸でもぎ取ったリーグ戦再開初戦の白星で、一気の上昇気流に乗る。【波部俊之介】

▽阪神植田(二塁代走でサヨナラの生還)「コーチが回していたので行きました。いいスタート切ろうと思ってたので、2アウト2ストライクで、それは良かったです。打ってくれって感じで、願っていました」

▼阪神の完封勝利13度は今季12球団最多。歴代3位の年間27度ペースになる。球団のシーズン最多は65年の32度、2位は56年の28度。また、1-0勝利は今季6度目。年間12度ペースで、チーム最多の68年12度に並ぶ勢いだ。

▼阪神のサヨナラ勝ちは今季3度目。4月18日巨人戦(佐藤輝の適時打)、6月18日の日本ハム戦(相手投手の暴投)以来。また、2試合連続のサヨナラ勝ちは、17年9月9日DeNA戦(鳥谷中前打)10日DeNA戦(伊藤隼右越え安打)以来、7年ぶり。

▼岡田監督は通算699勝とし、NPB20人目の監督通算700勝に王手をかけた。内訳は阪神511勝、オリックス188勝。阪神最多、藤本定義監督の514勝にあと3勝に迫った。

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