巨人ドラフト1位西舘勇陽投手（22）が軽快になった体を感じながら、次なる戦いへの気持ちを高めた。19日、東京ドームでリーグ再開に向けた全体練習が始動。「すごく体が軽かったです」と体がよく動き、キャッチボールでもイメージ通りに球を操った。
睡眠を愛するルーキー。交流戦後に2日あった休養日は寮からは1歩も出ずに爆睡に充てた。食事、トイレ、風呂の時以外は部屋におこもりの生活。ネットフリックスでアニメ「転生したらスライムだった件」を鑑賞するなど「眠くなったら寝る」と疲労回復に費やし、英気を養った。
交流戦の期間は気になる存在もあった。中大で同学年だったDeNA石田裕がマダックス（100球未満での完封）を達成するなどデビューから2連勝を飾った。大学時代から切磋琢磨（せっさたくま）してきた同志の活躍に「ポジションはちょっと違いますが、リーグも同じで活躍はすぐ見える。お互いに高いレベルでやっていければ」と刺激を受けた。
交流戦では5試合に登板し、6イニングで3失点と思うように結果を残せなかった。爆睡でリフレッシュに成功し「もう1回、心を新たにしてやっていきたい」と西舘。暑さが増していく夏も頼もしく役割を果たしていく。
