欧州選手権(ユーロ2024)で鼻骨を骨折したFWキリアン・エムバペ(25=レアル・マドリード)について、元スペイン代表でユーロで優勝経験を持つ英BBC解説者のセスク・ファブレガス氏が、フェイスマスクを装着すれば次戦のオランダ戦(21日=日本時間22日午前4時)でプレーすることは可能だとの見解を述べた。
エムバペは17日のオーストリア戦でDFダンソと衝突し、鼻骨を折った。デュッセルドルフの病院に運ばれた後、手術は見送られている。ただフランス協会のディアロ会長が今後の出場について「スケジュールを立てるのは早すぎる」と慎重なコメントを残していた。
セスク・ファブレガス氏は「悪いプレーをするようにはならない」と断言した。というのも、自身もフェイスマスク経験者だからだ。チェルシー所属時代の13年にストーク戦で鼻骨を骨折。すぐにイタリア・ミラノに向かった。「フィッティングをしてもらい、顔のサイズを測ってもらい、2~3時間後に装着してみました。とてもフィットして、2~3回のトレーニングですぐにプレーができるようになった」。
自らの経験からすれば、オランダ戦でのプレーは可能だという。「少し違和感があるが、少しマスクを装着してトレーニングすれば大丈夫だと思う。素晴らしいことだとは言えないが、プレーが悪くなるわけではないし、それが言い訳になるわけでもない」と話した。