【ユーロ】エムバペ鼻骨手術回避もディアロ会長は慎重「プレーできるかどうか示すのは早すぎる」

鼻から血を流して倒れるフランス・エムバペ（ロイター）

フランスサッカー協会のフィリップ・ディアロ会長は18日、鼻骨骨折のFWキリアン・エムバペ（25＝レアル・マドリード）の今後の見通しについて何も決まっていないと強調した。

欧州選手権（ユーロ2024）の初戦（17日）でエムバペはオーストリアDFダンソと衝突し、鼻骨を折った。デュッセルドルフの病院に運ばれた後、エムバペの手術は見送られた。

現地メディアに対し、ディアロ会長は「今のところ手術の予定はないので、最初の回答としては非常にポジティブだ。ただ今大会の残り試合にプレーできるかどうか、また彼の状況についてスケジュールを示すには早すぎる」と慎重なコメントを出した。

メディカルチームはエムバペがチームに戻れるよう、後遺症への対策を考慮している。同会長は「言ったように、今のところ手術の予定はない」と繰り返した上で、「残り試合への出場条件についてより詳しく知るために、事態の進展を待っているところだ」と説明した。

エムバペは自身のX（旧ツイッター）でフェイスマスクのアイデアを募るなど、大会出場への意欲を示している。