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【楽天】交流戦初V要因は投手力 “20年ドラフトトリオ”のゲームメーク&救援陣の運用はまる


広島に勝利し、交流戦初優勝を決めた楽天今江敏晃監督はファンに歓声に応える(撮影・菅敏)

<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-3広島>◇16日◇楽天モバイルパーク

楽天の交流戦初Vは投手陣の復調にあり-。約1カ月前は悪夢を見た。5月21日ソフトバンク戦は0-21、22日同戦も0-12と2戦合計「0-33」の歴史的大敗を喫した。一時はチーム防御率が12球団唯一の4点台と低迷も、交流戦は2・29とV字回復し、優勝を呼び込んだ。

   ◇   ◇   ◇

楽天が交流戦を制した要因は投手力にある。交流戦のチーム防御率は2・29。先発は2・56、リリーフは1・74の好成績を収めたが、約1カ月前は投壊しかけていた。5月21日のソフトバンク戦は0-21と歴史的大敗を喫し、翌日の同戦も0-12で敗戦。今江監督は「投手陣だけじゃなく、僕もですし、チーム全体として『情けないな』という思いはあったと思います」。その2試合は選手、首脳陣が奮起する、ひとつのきっかけになった。

交流戦開幕前に4・07まで沈んだチーム防御率は、3・57まで回復した。青山投手コーチは「選手のおかげで、ここまで来られた」とし「もちろん、失敗なんですけど、あの経験(2戦連続大敗)があって、もっともっと向き合ってやらなきゃいけないなと実感させられました」。投手交代や声かけのタイミングも見直すようになったという。

交流戦13勝のうち先発に勝利がついたのは8試合。完投は1度もないが、特に“20年ドラフトトリオ”のゲームメークが光った。1位の早川は1勝ながら防御率0・39で、14日広島戦は10回無失点の力投。3位の藤井は球団左腕初の交流戦3勝、防御率1・56で、6位の内も2勝、防御率1・06と、それぞれ好投した。

リリーフ陣の運用もはまった。今季は一貫して3連投を回避。7回が酒居、8回が宋家豪、9回が則本と勝利の方程式を確立も、時には好調の鈴木翔を組み込むなど勝ちパターンを使い分けた。一時、救援陣は22回2/3を連続無失点。2連投中の則本に代わり、鈴木翔を代役守護神で起用した試合もあり、誰が出ても抑えられる体制が整った。

交流戦は18試合中13試合が3点差以内の決着。投手の粘投で接戦に持ち込み、2度のサヨナラなど終盤の逆転劇につなげてきた。投手陣が粘り、打線が奮起するという相乗効果が生んだ初優勝だった。【楽天担当=山田愛斗】

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