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<明治安田J1:C大阪2-1浦和>◇第18節◇15日◇ヨドコウ
オランダ1部AZアルクマールへの完全移籍が秒読みに入ったセレッソ大阪のDF毎熊晟矢(26)が、本拠地ヨドコウのサポーターに別れを告げた。
週明けに渡欧し、現地でのメディカルチェック後に正式契約を結ぶ。そのためC大阪からは13日に毎熊のチーム離脱が発表され、この数日間は自主トレの形で体を動かしていた。
この日は、ベンチ外でスタンドから観戦。試合後はサポーター席の前であいさつした。日程上、これが最後のC大阪の試合観戦になる可能性が高い。
AZとの正式契約を結んでいないため、取材対応はなかった。それでも関係者から「向こうでも、頑張ってきて」と声をかけられると、毎熊は「ありがとうございます」と返答する場面もあった。
試合では桃山学院大の4年後輩、DF奥田勇斗(23)が同じ右サイドバックで先発。毎熊の前でスーパーボレーによるJ1初得点と約2カ月ぶりのホーム勝利をプレゼントしてくれた。運命的な活躍をした後輩には試合後、「ナイスゴール」と祝福したという。
記者会見で小菊昭雄監督(48)は「マイク(毎熊)の(欧州移籍という)夢は把握していたし、努力してきた過程も見てきた。早ければ開幕前にも移籍の可能性があったわけで、いつ海外に巣立っていくか分からないと覚悟していた。夢がかなえられたことは、うれしい気持ちでいっぱい」と、改めてエールを送った。