<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク6-2阪神>◇15日◇みずほペイペイドーム
阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が強力打線にのみ込まれ、今季初黒星を喫した。
0-0での初回2死一、二塁。5番近藤に150キロの速球を逆方向にはじき返された。左翼テラス席に飛び込む先制3ラン。今季初の被弾となった。
「制球力の感覚が全球種良くなかった。良いチームと対戦する時ほど制球面が大切だけど、今回は良くなかったね」
5回には先頭笹川にプロ初アーチとなる右翼ソロ本塁打を被弾。その後は1死から周東へ四球を与えると、2番今宮にランエンドヒットでの右前打を決められた。右翼森下が処理にもたつく間に周東は一気に生還。今季最短の5回途中で降板し、6失点(自責4)は来日最多となった。
今季は4戦3勝と快投を重ねて来た中、5戦目での初黒星となった。初回失点は昨季6月16日のソフトバンク戦以来、約1年ぶり。2年連続で先制攻撃を浴びた。「前回も良い登板はできていたので。何を変えるわけではないけど、今日は思ったところに投げられていなかった。もう1度コンディショニングしていきたい」。次戦に向けて、前向きに状態を整える。【波部俊之介】