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【阪神】中野拓夢「変な感じ」高校時代目標の甲子園がホームに「100周年に連覇できたら一番」


阪神中野拓夢(2024年4月18日撮影)

甲子園球場は今年8月1日に開場100周年を迎える。きょう23日は節目の記念日の100日前。07年から同球場の大規模リニューアル工事に携わり、第26代球場長も歴任して今年から阪神球団社長を務める粟井一夫氏(59)に甲子園への思いを聞いた。また、日大山形2年次の13年夏の甲子園で県勢初の4強進出に貢献し、阪神選手会長を務める中野拓夢内野手(27)が、節目の年にかける決意を明かした。

   ◇   ◇   ◇

17歳で初めて足を踏み入れた甲子園は輝いていた。中野もかつてはテレビで見る聖地に憧れを抱いていた野球少年。夏の甲子園に県内最多出場回数を誇る日大山形への進学を決意した。「甲子園でプレーしたい気持ちを常に持って、毎日練習に励んでいました」。2年夏に山形大会を制し、正二塁手として甲子園に出場。優勝経験校を3戦連続撃破して県勢初の4強入り。歴史を塗り替えた。「出られたうれしさと、歓声がすごいなというのを改めて感じた。夢のような舞台でできたと思ってます」。灼熱(しゃくねつ)のグラウンドでの大歓声が今も耳に残る。

その後、大学と社会人を経て20年ドラフト6位で阪神に入団。「目標の地」から「ホーム」になり、新たな感情が生まれた。「変な感じというか、プロ入ってすぐは全然慣れなくて。ここでずっと練習してるんだっていう感覚はありました」と振り返る。

タテジマのユニホームに袖を通し「魔物」も知った。天候などによってグラウンドコンディションが変わる屋外球場。さらに、内野は全面土で、堅さも日によって異なる。「打球の跳ね方であったり、ノックを受けて、その日の土の状態を感じなきゃいけない。そこは難しいなと思います」。それでも遊撃から二塁手に転向した23年にゴールデングラブ賞を初受賞。経験と練習で魔物も味方に付け、甲子園のグラウンドに欠かせない存在となった。

100周年の記念の年に選手会長に就任した。球団史上初のセ・リーグ連覇もかかる。「甲子園100周年という記念の年に連覇できたら一番最高な年になると思いますし、チームとしてはもうそこだけを考えてやりたい」。目標へと真っすぐに突き進む場所。それが甲子園だった。【村松万里子】

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