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「チームに魂残した」=無敗のファンハール監督―W杯サッカー・オランダ


 名将最後の戦いが終わった。オランダのファンハール監督は4月に前立腺がんで闘病中であることを明かし、カタール大会限りで退任が決まっていた。今大会最年長の71歳で臨んだ大舞台。「チームに魂を残した」。その言葉通りの堂々たる戦いぶりだった。  5バックから繰り出す堅守速攻で挑んだアルゼンチン戦。手詰まり感が漂う中、後半途中から4バックに変更して戦況を一変させた。1点ビハインドのまま試合が終わるかと思われたロスタイムで、FKのトリックプレーから起死回生の同点ゴール。それまでは一切見せなかった形をここぞの場面で繰り出したのも、策士たるゆえんだ。  PK戦で負けても、記録上は引き分けとなる。昨年8月に3度目の代表監督に就任し、これで国際Aマッチ20戦負けなし。前回オランダを率いた2014年ブラジル大会は準決勝で同じアルゼンチンにPK戦の末に敗れたが、W杯でも「無敗」を続けたことになる。「負けていないことが私の遺産だ」。言葉に力を込めた。  アヤックスを欧州チャンピオンズリーグ制覇に導くなど、数々のタイトルを手にした。孫ほど年の違う選手たちと過ごした日々を「ファンタスティックだった」と振り返る。「私にとっては最後の戦いだが、若い選手は学んだ。未来につながる道になる」。充実感を胸に、人生のすべてを懸けたサッカーに別れを告げた。 (ルサイル時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕W杯で「無敗」を続けたオランダのファンハール監督(右)=11月25日、ドーハ(AFP時事)
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