ソルトレーク、同時決定案を歓迎＝３０年五輪選定先送りで

　【ニューヨーク時事】国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が２０３０年冬季五輪の開催地決定を来秋から先送りしたことを受けて、米ソルトレークシティーの招致チームで最高経営責任者（ＣＥＯ）を務めるブロック氏は、「決定の遅れは残念だが、われわれにとっては最良のシナリオになる可能性もある」との見解を示した。６日に地元メディアが伝えた。 　ソルトレークシティーは３０年と３４年の冬季五輪に関心を示しており、ＩＯＣは先送り後に２大会の開催地を同時に決める可能性を示唆している。ブロック氏は３４年大会の開催地となった場合は準備期間が長くなることなどから、同時決定案を歓迎。また、気候変動の影響を踏まえて一定の都市間で持ち回り開催する案についても、開催地選出に自信を見せた。　（了）【時事通信社】